2歳の子連れで中国北京でトランジット!ビザなし入国&宿泊(一泊)をしました。
年末年始(2024年〜2025年)に家族3人でクアラルンプール旅行へ。往路が中国国際航空の北京乗り継ぎ、復路が深圳航空の深圳乗り継ぎでした。
この記事では往路の北京でのトランジットでの入国について詳しくご紹介します。
入国や乗り継ぎにビザやビザ免除申請が必要だったのもあり情報が混在していますが、実際に2024年12月末にビザなしで中国へ入国、2025年1月頭に中国で乗り継ぎをしてきました。
2024年11月30日から日本人もビザなしで中国へ入国ができるようになり、中国乗り継ぎのフライト利用や中国への旅行を計画する方もいるかと思います。
ビザなしで入国ができるようになってからの中国への入国・乗り継ぎについての最新情報です。ぜひ参考にしてみてください。
中国深圳でのトランジットについてはこちら
中国への入国・トランジットにビザは必要なし
実際にビザや特別な手続きなしで中国北京へ入国、中国深圳で乗り継ぎをしました。
結果、中国への入国や乗り継ぎにビザは必要ありません。
少し前までは入国や乗り継ぎにはビザの発行や現地でビザ免除申請が必要でしたが、2024年11月30日から観光、親族訪問、交流・訪問、商業・貿易での入国はビザ免除措置が適用されました。期間は2025年12月31日(北京時間24時)までで、ビザ免除となる滞在期間は30日以内です。
留学や就労等は引き続きビザの取得が必要ですが、旅行等であればコロナ禍以前のように特別な手続きや申請は必要なくパスポートと入国カード(現地で記入)だけで入国できます。
入国はせず乗り継ぐ場合は乗り継ぎ(International Transfer)ゲートでパスポートと搭乗券を見せるだけです。
渡航前に中国ビザ申請センターに電話して確認しましたが “何も必要ありません。”と回答ももらいました。
実際にトランジットで中国北京へ入国してみた!
2024年12月28日15時25分羽田空港発・18時40分北京首都国際空港着、12月29日16時20分北京首都国際空港発・23時クアラルンプール空港着というスケジュールでした。
北京での乗り継ぎが日を跨ぐのと乗り継ぎ時間に余裕があったので入国して一泊することにしました。
トランジットなのでスルーバゲージでしたが北京で荷物を受け取ることにして搭乗券は羽田〜北京までの分のみ発券してもらい、中国出国の際に再度チェックインしました。
初めての中国でビザ免除措置が適用されてから間もない時期で情報がなかったので少し不安ではありましたが、無事にパスポートと入国カード(現地で記入)だけで中国北京に乗り継ぎで入国できました。
北京首都国際空港に到着後は迷わずイミグレーションに向かう
北京首都国際空港に到着したら真っ直ぐ入国審査(international immigration)へ向かってください。
途中、上海・香港・マカオへの乗り継ぎ専用のゲートがあるので間違えてそちらには並ばないように注意してください。(ゲートには上海・香港・マカオへの乗り継ぎと書いてあります。)
また、外国人の指紋を登録する機械が並んでいますがスルーしてください。
事前に調べた情報でここで指紋を登録し、登録後発券される用紙が必要と見ましたが、実際には現在は必要ありませんでした。
試しに私だけ指紋を登録してみましたが登録後に用紙は出てきませんし、入国審査の時に指紋を登録するので結果、事前の指紋登録は必要ありませんでした。
入国審査前に入国カードを記入
入国審査のゲート前に入国カードを記入する場所があるのでここで入国カードを記入します。
見本とボールペンも用意されています。
入国カードは中国語と英語で書かれていて、表裏どちらも記入します。
入国カード記入の際に以下の情報が必要です。
- パスポート情報
- 搭乗便のフライトナンバー
- 電話番号(携帯番号)
- 中国内での目的地(北京市等)
- 出国する日の日付と搭乗予定便のフライトナンバー
- 宿泊する場合はホテルの住所
前もってパスポートやフライトナンバー、ホテルの住所などの記載がある旅程表を用意しておくのがおすすめです。
宿泊はせずトランジットで入国するだけの場合は入国理由のtransitにチェックを入れるだけでホテルの住所の記入は必要ありません。
また、家族やグループでも1人一枚、人数分の記入・提出が必要です。子供も記入・提出が必要です。私は自分、夫、2歳の娘の3人分、合計3枚の入国カードを記入しました。
問題なく中国北京へ無事入国
入国カードを人数分記入後、いよいよ入国審査です。
入国審査員へ你好!と挨拶をしてパスポートと入国カードを渡し、ここで指紋登録をしました。
指紋登録する機械はパスポートを読み取ると自動的にその国の言語で案内できるようになっているようで「右手四本の指を登録してください」等、日本語で手順を教えてくれるので心配ありません。
言語での手間を完璧にカバーしていて感心しました。
2歳の娘は顔だけチラッと確認し、指紋の登録はありませんでした。
これで入国審査は終了。特に聞かれることもなく無事入国できました。タイトルの通りビザやビザ免除申請も必要ありません。
ビザ免除措置適用前はトランジットでの入国の際はビザ免除申請と乗り継ぎ便の搭乗券が必要でしたがもちろん必要ありませんでした。
入国審査を通り抜けた後はAPM(Automated-People-Mover)という自動運転のシャトルに乗ってターミナルを移動すると荷物受け取り場所と出口があります。
荷物受け取り所には給水所もあり、冷水・常温・熱湯が選べます。トイレも綺麗でした。
中国への入国・トランジットで必要なもの
必要なのは残存有効期間が6ヶ月以上あるパスポートです。
中国へ入国する場合(トランジットで入国する場合も含む)、中国で入国はせず乗り継ぎだけする場合どちらもパスポートがあれば可能です。
中国へ入国する場合(トランジットで入国する場合も含む)はパスポートと入国カードが必要ですが、入国カードは現地についてから記入するので日本からの持ち物のとしては気にしなくて大丈夫です。
補足すると入国カードを記入する際に必要な情報や乗り継ぎの場合に次の便の搭乗券が必要だったりします。これについても説明します。
(補足)中国へ入国の際にあると便利なもの
中国へ入国(トランジットで入国する場合も含む)するにはパスポートと入国カード(現地で記入)が必要です。
入国カードは現地に置いてあるのでその場で記入します。記入にはパスポート情報やフライトナンバー、宿泊先の住所などの情報が必要です。
フライトナンバー(入国時と出国時)と宿泊先の住所がわかるように手元に旅程表やメモを用意しておくと便利です。
また、いざという時にネット検索や翻訳アプリを使えるようにesimを利用するのがおすすめです。中国では規制があるので空港のWi-Fiに繋いだとしてもGoogleが利用できないのでググれません。
中国でも制限なくネットを利用できるVPN搭載のesimを日本で購入・設定して現地に着いたらデータローミングをオンにするだけで日本にいる時と同じようにネットが使えます。
私はHolaflyを利用しましたが空港に着いた瞬間から問題なくネットやSNSが使えました。VPN搭載で2日間1,390円でした。
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(補足)中国でのトランジットの際には搭乗券が必要
中国へ入国はせずに乗り継ぎだけする場合はパスポートと次に乗る便の搭乗券が必要です。
同じ航空会社の便を利用する人は中国に到着したら乗り継ぎゲート(International Transfer)を目指します。そこでパスポートと乗り継ぎ便の搭乗券を見せて手荷物検査をしたら制限エリア内(乗り継ぎ便の搭乗待合場所)へ行けます。
異なる航空会社の便を利用する人は中国に到着したら入国審査を受けて一度入国し(受託手荷物がある場合は荷物を受け取る)、再度チェックインをして搭乗券を発券し、出国手続きをして制限エリア内に向かいます。
中国へ入国・トランジットはビザは必要なし!手軽に観光も可能
実際に中国へ入国、乗り継ぎ地として利用しましたがどちらもビザや特別な手続きは必要ありませんでした。何かを聞かれることもなくスムーズに入国も乗り継ぎもできました。
アメリカの入国審査のようにあれこれ聞かれることもないですし、言語の壁もシステムが補ってくれているのでとても楽でした。
入国も乗り継ぎもハードルが高そうで中国経由の便は避けていましたが、その必要はないなと感じました。
北京では入国する一番の目的、紫禁城を景山公園から眺めることができました。リアルキングダムだ!と感動しました。乗り継ぎ時間に余裕がある方にはおすすめです。
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